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スタジアム・アリーナおよびスポーツチームがもたらす社会的価値の可視化・定量化調査

 スタジアム・アリーナやスポーツチームが地域にもたらす社会的価値とは何か。日本にはプロ野球、Jリーグ、Bリーグ、Tリーグなど多くのプロスポーツが存在しています。さらにアマチュアスポーツのクラブも含めればはるかに数は多くなります。しかし、多くのクラブの財政基盤は決して潤沢でなく、経営力強化は大きな課題となっています。

 こちらのレポートは、スポーツ庁および日本政策投資銀行が、現在最も成功しているクラブの1つである川崎フロンターレと川崎市の取り組みを調査し、スポーツの成長産業化やスポーツによる地域・経済の活性化に向けた取り組みの社会的価値について可視化・定量化を試みた内容となっています。

日本政策投資銀行の該当リンクはこちら

この記事のポイント

  • 2021年6月にスポーツ庁および日本政策投資銀行が公開した調査データ
  • 等々力陸上競技場および川崎フロンターレを対象としたケーススタディ
  • スポーツ産業の中長期的な成長可能性を検討する上での指標としての可視化を試みた

 これまでJリーグは「ホームタウン活動」として、各クラブがそれぞれのホームタウンで様々な地域貢献活動を続けてきました。2020年は新型コロナ禍においても全56クラブで15,772回という数に上ります。しかし、こうした活動がクラブのために、地域のためにどの程度貢献しているのか。その効果を定量的に表すことは難しいものでした。
サッカーのワールドカップやオリンピックなどの国際大会や年間通して行われるリーグ戦、高校野球の甲子園などを見れば、スポーツがその国や地域に大きな影響、貢献をしてくれることは間違いないように思えます。こうしたスポーツの価値を定量的にも表すことができる可能性を提示してくれていると感じました。

このレポートでは、地域の社会課題を明らかにした上で、スポーツの活用によって解決への貢献が期待できる社会的価値を①地域経済の活性化、②地域コミュニティ強化、③災害対策、④育児・教育水準の向上、⑤健康推進、⑥シティプロモーションに整理し、スポーツチームの活動との因果関係の可視化とともに、成果指標とその測定方法を定めて定量を試みています。

スポーツチームの事業に携わる方や、スポーツチームとの連携を考えている企業経営者の方、地域のスポーツを盛り上げたいと考えている行政の方など、多くの皆さんに読んでみて欲しい内容です。わらスポの活動にも大きな示唆を与えてくれるレポートです。

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